改善したい歯並びの種類

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改善したい歯並びの種類




「出っ歯をもう少し引っ込めたい」
「受け口を治したい」
「前歯のすきっ歯が気になる」

このような、歯並びの乱れでお悩みではありませんでしょうか?
歯並びの乱れは以下のような悪影響をおよぼす原因になります。

・見た目が悪くなる
・むし歯や歯周病リスクが上がる
・噛む・飲み込むなどお口の機能に支障がでる
・発音に支障がでる
・肩こりや頭痛の原因になる

など

歯並びの乱れにはさまざまな種類があります。今回は「歯並びの乱れ方」を種類別に解説させていただきます。

■歯並びの乱れ方(不正咬合の種類)

歯並びが乱れていることを歯科用語で「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びます。不正咬合には以下のような種類があります。

叢生(そうせい):乱ぐい歯、デコボコ歯、ガタガタ歯

叢生とは、歯がデコボコ、ガタガタに並んでいる歯並びです。歯がねじれていたり、歯が重なって生えている、歯が大きく傾いている、などの状態を指します。日本人に多い八重歯も叢生の一種です。

近年では、あごの小さなお子さまが叢生になるケースが多く見受けられます。あごの発達不全により、叢生およびアデノイド顔貌(いわゆる「口ゴボ」)になることも少なくありません。

空隙歯列(くうげきしれつ):すきっ歯

空隙歯列とは、歯と歯の隙間が空いた歯並びです。一般的には「すきっ歯」と呼ばれます。すきっ歯は軽度であれば問題がないケースもありますが、歯の隙間が大きいと上下の歯がうまく噛み合わなくなり、噛み合わせやあごの骨格がずれてくることがあります。

すきっ歯は当院の矯正相談でも特に多いお悩みのひとつです。すきっ歯および八重歯の矯正治療についてはこちらの記事にて詳しくご紹介しています。ぜひご参照ください。

正中離開(せいちゅうりかい):上の前歯のすきっ歯

正中離開とは、上の真ん中の前歯(中切歯)に隙間が空いた歯並びです。一般的には「すきっ歯」と呼ばれます。舌で上の前歯の裏側を押す癖など、舌やお口周りの悪い癖を続けていると正中離開になりやすいです。上唇小帯(上唇の裏側にあるスジ)の付着部分の異常によって正中離開がひきおこされるケースもあります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ):出っ歯

上顎前突とは、上の前歯が前に突き出た歯並びです。一般的には「出っ歯」と呼ばれます。出っ歯は上の歯だけが前に出ているケース(歯並びの異常)と、上あごと共に上の前歯が前に出ているケース(あごの骨格異常)の2種類に分けられます。

指しゃぶりなどの癖が原因で出っ歯になることもあります。生まれつき(遺伝的、先天的)、上の歯や上あごが前に出ているケースもあります。

下顎前突(かがくぜんとつ)、反対咬合(はんたいこうごう):受け口、しゃくれ

下顎前突とは、下の前歯が前に突き出た歯並びです。一般的には「受け口」や「しゃくれ」と呼ばれます。出っ歯と同じく、受け口は下の歯だけが前に出ているケース(歯並びの異常)と、下あごと共に下の前歯が前に出ているケース(あごの骨格異常)の2種類に分けられます。

あごの骨格異常の受け口は外科的矯正(あごの骨切りなどの外科手術)が必要になることがあります。

開咬(かいこう):オープンバイト

開咬とは、奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯が噛み合わない歯並びです。開咬になると上下の前歯で食べ物をうまく噛み千切れなかったり、発音に支障が出やすいです(特に「サ・タ・ラ行」の発音に支障が出ます)。

指しゃぶりなどの癖が原因で開咬になることがあります。生まれつき、上下の前歯が噛み合わないケースもあります。

過蓋咬合(かがいこうごう):ディープバイト

過蓋咬合とは、上の前歯が下の前歯に大きく覆いかぶさった歯並びです。人の前歯は通常、上の前歯が下の前歯に2~3mm程度覆いかぶさるのが正常ですが、過蓋咬合は下の前歯の半分または下の前歯の大部分が隠れるほど、上の前歯が大きく覆いかぶさっているのが特徴です。

過蓋咬合は叢生や出っ歯を併発していることが多く、大人になるほど治療に時間がかかります(子どもと比べて大人は歯を動かすのに時間がかかるため)。ただし、近年では矯正治療の技術も発達しており、以前と比べて過蓋咬合の治療にかかる期間は短かくなってきています。

交叉咬合(こうさこうごう):クロスバイト

交叉咬合とは、歯のどこかで下の歯が上の歯よりも外側に出ている歯並びです。一般的には、下の奥歯が上の奥歯よりも外側に出た状態を交叉咬合としています。交叉咬合は上下の歯が正しく噛み合わないため、噛み合わせやあごの骨格異常をひきおこす原因になります。

交叉咬合は噛み合わせが大きく乱れていることが多いです。噛み合わせの乱れによって歯の一部に過剰な負担がかかり歯根吸収(歯の根の先が溶けること)が起きたり、下の前歯が前に押しだされて前歯の歯ぐきが下がってしまうことがあります。

切端咬合(せったんこうごう)

切端咬合とは、上下の前歯の先端同士がちょうど当たっている状態の歯並びです。通常、上の前歯は下の前歯に2~3mm程度覆いかぶさっているのが正しい噛み合わせですが、切端咬合は上下の前歯の先端がカチカチと当たるため、前歯がすり減る、前歯が欠ける・割れるなどの問題が起きやすくなります。

切端咬合は子どもに多い歯並びの乱れです。指しゃぶりや口呼吸などが原因で切端咬合がひきおこされることがあります。

【歯並びのお悩みにはインビザライン矯正がおすすめです】

アイリーデンタルクリニックでは、インビザラインによる矯正治療を行っています。

インビザラインはマウスピースを使って歯並びを整える矯正方法です。透明なマウスピースを使うため目立ちにくく、取り外し式でいつもどおりのお食事を楽しめます。マウスピースを取り外して歯をしっかり磨くことができ、むし歯や歯周病にかかるリスクも低くなります。

当院では、ブラックプロバイダーの資格を持つ経験豊富な歯科医師が治療を担当します。ブラックプロバイダーとは、年間401症例以上のインビザライン治療の実績がある歯科医師にのみ与えられる資格です。治療がむずかしいとされる難症例の歯並びに対しても、矯正の治療実績が5000症例以上(2021年12月時点)の歯科医師の指導・連携のもとで治療を行い、理想の歯並びにアプローチいたします。

歯並びや歯の見た目でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。相談料は無料です。お問い合わせ・ご予約はお電話、WEBにて承っております。

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