インビザライン治療中にスポーツや運動をすることは可能なのか、気になる方も多いでしょう。

特に、日常的に運動をしている方や部活動・スポーツクラブに参加している方にとっては、治療が運動の妨げにならないか心配かもしれません。

インビザラインは他の矯正装置とは異なり、取り外しができるため、様々な運動に対応できるというメリットがあります。

今回は、インビザライン治療中でも問題なく行えるスポーツや控えた方がよい運動、そして注意点について詳しく解説します。

■インビザライン治療中のスポーツや運動の基本

◎インビザラインは外して運動できる

インビザラインは取り外しが可能なので、スポーツ時は外して運動することも可能です。

また、激しいスポーツや接触プレーを伴う運動の場合は、マウスガードと併用することでスポーツを楽しむことができます。

マウスピースの上にマウスガードを装着することで、歯やマウスピースを保護することができ、安心してプレーできます。

軽い運動であればインビザラインを装着したままでも問題なく行えるのも魅力です。

■インビザライン治療中に気を付けるべき具体的なスポーツ

◎水泳や水に関わるスポーツ

水泳やダイビング、サーフィンなどの水に関わるスポーツの場合は、インビザラインを外すことをおすすめします。

水の中で紛失するリスクがあるため、外して保管するようにしましょう。

◎激しいコンタクトスポーツ

ラグビーやボクシング、柔道などの激しい接触があるスポーツでは、マウスピースが破損したり、歯にダメージを与えたりする可能性もあるため、外してからプレーするのがいいでしょう。

こうしたスポーツではマウスピースの上からスポーツ用のマウスガードを装着して運動することができる場合もあります。

◎歯を食いしばるスポーツ

重量上げやパワーリフティング、長距離ランニングなど、歯を強く食いしばる場面が多いスポーツでは、歯を食いしばることによってインビザラインが歯に過度な圧力を受けて破損、摩耗する恐れがあります。

こうしたスポーツの際はマウスピースを外し、装着しない時間を必要最低限に抑えながらトレーニングを行うことを心掛けましょう。

■インビザライン治療中の運動時に注意すべきポイント

◎マウスピースの衛生管理

運動中は汗をかいたり、口の中が乾燥しやすくなったりするため、マウスピースを外した後は必ず清潔に保つことが大切です。

使用後は水でしっかり洗い流し、専用のケースに入れて持ち歩くように心掛けましょう。

◎マウスピースの紛失に注意

マウスピースを外す場面では、紛失しないよう注意が必要です。

マウスピースを外した際は必ずケースに入れ、ケース自体も安全な場所に保管しましょう。万が一紛失した場合は、すぐに歯科医師に連絡してください。

◎装着時間を守る

インビザラインは1日20〜22時間の装着が推奨されています。

運動の際に外す時間が長くなりすぎると、治療の進行に影響が出る可能性があります。

運動後は速やかにマウスピースを装着し、治療計画をしっかりと守ることが重要です。

※行っているスポーツの関係で

マウスピースを外す時間が長くなってしまう場合は

歯科医師に相談しましょう。

【スポーツによって気を付けるべきポイントが違う】

インビザライン治療中でも、多くのスポーツや運動を楽しむことが可能です。

マウスピースの取り外しが可能なため、運動の種類や強度に応じて適切な対応を行うことが重要です。

ただし、激しいコンタクトスポーツや水に関わる活動の場合は、マウスピースの破損や紛失を防ぐための対策が必要になります。

治療の進行を妨げないよう、マウスピースの衛生管理や紛失防止に気をつけながらスポーツを楽しめるとよいでしょう。