
「いびきが気になる」
「家族に指摘されるけど原因が分からない」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
いびきというと耳鼻科のイメージが強いかもしれませんが、実は歯並びや顎の状態が関係しているケースもあるのです。
ここでは、歯並びや顎といびきの関係、歯科で行う矯正治療やマウスピースの効果について詳しく解説します。
目次
■いびきはなぜ起こる?
◎気道が狭くなることで発生する
いびきは、睡眠中に空気の通り道(気道)が狭くなり、空気が通るときに振動が起こることで発生します。この気道の狭さには、鼻や喉だけでなく、顎や歯並びの影響も関係していることがあります。
■歯並びや顎といびきの関係
◎下顎が後ろに下がっている
下顎が小さい、または後ろに引っ込んでいる場合、舌の位置も後方に下がりやすくなります。その結果、眠る際に気道が狭くなり、いびきが出やすくなります。
◎歯並びが悪い
出っ歯など歯並びが悪い状態だと、口が開きやすくなることがあります。口呼吸の状態になると、舌が下がり、気道が狭くなるため、いびきの原因になることがあります。
◎上顎が狭い
上顎の幅が狭いと、鼻腔や気道のスペースも狭くなりやすく、呼吸がしづらくなることがあります。これもいびきにつながる要因のひとつです。
■どんな歯並びだといびきをかきやすい?
◎出っ歯(上顎前突)
上の歯や顎が前に出ているいわゆる出っ歯のような場合、下顎が後ろに下がりやすく、気道が狭くなりやすい状態です。寝ている間に舌の付け根が喉の奥へ落ち込みやすくなり、気道を狭めていびきを引き起こす原因になります。
◎開咬(前歯がかみ合わない)
前歯が噛み合わず、口が閉じにくい開咬(かいこう)の状態は、口が閉じにくいため、就寝中も『口呼吸』になりやすく、喉の粘膜が振動していびきの原因になることがあります。
■歯科でできるいびきの治療とは
◎マウスピースによる治療
歯科で行ういびき治療の代表的な方法が、就寝時に装着するマウスピースです。このマウスピースは、下顎を前方に誘導することで気道を広げ、いびきを軽減する効果があります。
比較的手軽に始められる治療であり、軽度〜中等度のいびきに適応されることが多いです。
◎矯正治療による根本的な改善
歯並びや顎の位置がいびきの原因となっている場合、矯正治療によって根本的な改善を目指すことができます。
顎のバランスや歯並びを整えることで、気道のスペースが確保され、いびきの改善につながる可能性があります。
■マウスピースと矯正、それぞれの役割
◎マウスピースは「今の症状の改善」
マウスピースは装着している間に効果を発揮する対症療法です。すぐにいびきを軽減したい場合に適しています。
◎矯正は「原因へのアプローチ」
矯正治療は時間がかかるものの、歯並びや顎の位置を整えることで、いびきの原因そのものにアプローチできます。
■いびきは放置しないことが大切
◎睡眠時無呼吸症候群に注意
いびきは単なる生活音ではなく、睡眠の質の低下や健康への影響につながることがあります。
特に、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、専門的な検査が必要です。歯並びや顎が関係している可能性がある場合は、歯科での相談も一つの選択肢となります。
◎歯科と医科の連携も重要
いびきの原因は複数あるため、耳鼻科や内科と連携して治療を進めることもあります。まずは受診を検討して、原因を見極めるところから始めましょう。
【歯並びを良くすることでいびきが改善する可能性がある】
いびきは気道の狭さによって起こりますが、その原因の一つに歯並びや顎の位置が関係していることがあります。
出っ歯や開咬、顎の後退などは、いびきを起こしやすい要因となります。歯科では、マウスピースによる対症的な治療や、矯正による根本的な改善が可能です。
いびきに悩んでいる方は、歯並びや顎にも目を向けてみることで、新たな改善の可能性が見えてくるかもしれません。











