マウスピース矯正(インビザライン)のマウスピース、使い終わったら捨てていい? 保管方法は?

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マウスピース矯正(インビザライン)のマウスピース、使い終わったら捨てていい? 保管方法は?


マウスピース矯正(インビザライン)を始めると、一定期間ごとに新しいマウスピースへ交換していくことになります。

治療が進むにつれ、使い終わったマウスピースがどんどん増えていきますが、「もう使わないから捨ててもいいの?」「どれくらい保管しておくべき?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。


この記事では、使い終わったインビザラインのマウスピースを捨ててもよいのか、マウスピースは保管しておいた方がいいのか、そして保管方法のポイントについて詳しく解説します。


■使い終わったマウスピースは捨てていい?

◎基本的には捨てても問題ない

インビザラインでは、10日~2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。

基本的には、使い終わったマウスピースはその時点での役割を終えているため、保管の必要はありません。


ただし、すべてをすぐに処分してしまうのではなく、最新の1つ前(もしくは2つ前)のマウスピースは保管しておくことをおすすめします。

理由は、万が一、現在使用中のマウスピースを紛失したり、破損してしまったりした場合の予備として使えるからです。


◎現在のマウスピースを失くしたらどうなる?

もし現在使っているマウスピースが破損したり紛失したりした場合、すぐに次のステップのマウスピースに進むと、歯が十分に動いていない状態のまま次の段階に進むことになり、良いフィット感が得られない可能性があります。


そのような場合、1つ前のマウスピースに一時的に戻すことで、歯の位置を安定させながら新しいマウスピースの再作製を待つことができます。

このような理由から、直前に使っていたマウスピースは一定期間保管しておくことが望ましいです。


◎すべてを保管する必要はない

すべての使用済みマウスピースを保管しておくと、数十枚にもなり、保管場所に困ることもあります。基本的には、過去すべてのマウスピースを取っておく必要はありません。


ただし、矯正の途中で歯科医師から特別な指示があった場合や、治療が複雑なケースでは「過去のマウスピースをしばらく保管しておいてください」と言われることもあるため、指示がある場合は従うようにしましょう。


■マウスピースの保管方法

◎乾燥した状態でケースに入れる

保管する際は、マウスピースをよく洗い、しっかり乾燥させた状態で保管するようにしましょう。

濡れたまま保管すると、ケース内でカビが発生したり、においがついてしまうことがあります。


◎保管場所にも注意

マウスピースは熱に弱いため、高温多湿な場所に置くことは控えましょう。

直射日光の当たる窓際や、車の中などに放置すると、変形する可能性があります。

湿気が多すぎる場所や、においの強いものと一緒に置くのも避けましょう。


◎ラベリングをしておくと便利

使用済みのマウスピースを保管する場合、「〇月〇日まで使用」などとラベルを貼っておくと、あとから見ても分かりやすくなります。複数保管する場合は、順番を間違えないように管理することも大切です。


■使用済みマウスピースの破棄方法

◎普通ゴミとして捨ててもOK

保管の必要がなくなったマウスピースは、通常の家庭ごみとして処分することが可能です。ただし、各自治体のルールに従って捨てましょう。

プラスチック製品として分別が必要な地域もあるため、「プラごみ」「不燃ごみ」などの区分を事前に確認しておくと安心です。


◎捨てる前に洗浄しておくと衛生的

使用後そのまま捨てるのではなく、軽く洗って乾かした上で破棄すると、衛生面でも安心です。


【マウスピースは1枚前のものをとっておく】

インビザラインの使い終わったマウスピースは、基本的には処分しても問題ありませんが、直前に使っていたものは万が一のために保管しておくと安心です。

保管する際は、清潔にして乾燥させ、熱や湿気を避けて保管することがポイントです。長期間保管する必要はなく、医師の指示がない限り、1枚~2枚前のマウスピースを保管しておけば十分です。

矯正治療をスムーズに進めるためにも、日常のちょっとした管理が大切になります。

アイリーデンタルクリニック
歯科医師
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