「マウスピース矯正を受けたいけど、どのブランドがいいか分からない、安いマウスピース矯正を受けても大丈夫?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正は自由診療のため、価格や治療内容に違いがあり、選び方を間違えると期待した効果が得られない可能性もあります。
この記事では安いマウスピース矯正とインビザラインの違いについて詳しく解説し、それぞれの特徴やメリットを理解したうえで、より良い選択肢を見つける方法を考えます。
目次
■安いマウスピース矯正の特徴と注意点
◎前歯のみなので安い
格安なマウスピース矯正は、多くの場合、前歯だけの治療であるなど、軽度の歯列不正を主な対象とした場合があります。
使うマウスピースの枚数が少なく、価格が抑えられる場合が多いです。
◎オンライン診療である
診察の一部をオンラインで行うことで通院回数を減らし、コストを削減しているブランドもあります。
よく利用されているトークアプリなど、よく使われているオンラインツールを使うのでツールのコストもかかりません。
◎格安治療の注意点
安いマウスピース矯正は手軽さがメリットですが、軽度の症例に限られるため、対応できる範囲が狭いことがある場合に注意が必要です。
中度から重度の歯列不正には対応できない場合もあり、抜歯が必要なケースや顎の位置に問題がある場合は適応外となることもあります。
見た目では前歯だけの矯正でも問題ないかと思いきや、歯科医院での矯正無料相談を行うと全顎的な矯正が必要と言われるケースも多くあります。
また、オンライン診療が主軸の場合は、治療中のトラブルや不安に即時対応できないことが課題となります。
■インビザラインの特徴とメリット
◎シミュレーターに基づいた治療計画
インビザラインは、世界中で使用されているマウスピース矯正システムです。
その特徴は、3Dスキャナーを用いた歯型のデジタル化と、それに基づく治療計画にあります。
治療開始から完了までをコンピュータ上でシミュレーションし、患者さま一人ひとりに合わせた治療を行います。
このシミュレーターにはインビザライン治療を受けた全ての患者さまのデータが反映されています。これにより、精度の高いシミュレーションが可能になります。
軽度から重度の歯列不正、抜歯を伴う矯正治療まで、幅広い症例に対応することが可能です。
※患者さまの症例によっては
インビザラインに適応できない場合があります。
◎安心のフォローアップ体制
インビザラインでは、歯科医院での定期的な診察が行われ、治療段階に応じた調整が定期的に行われます。
直接診察を受けられる体制が整っているため、治療中のトラブルなどを見逃しにくくなります。
また、実際の問題が発生した時に、普段から定期的に通っている歯科医院に相談できるのは大きな安心につながります。
◎長期的な視点で見るコストパフォーマンス
インビザラインは初期費用が高いように見えるかもしれませんが、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた治療法です。
精度の高い治療ほど再治療のリスクが低減されるため、結果的にトータルコストが抑えられることもあります。
【自分にあったマウスピース矯正を見つけよう】
矯正治療を選ぶ際には、費用だけでなく、対応できる症例の幅や治療の精度、アフターケアの充実度など、さまざまな要素を総合的に考慮することが大切です。
ごく軽度の歯列不正であれば部分矯正を行えるマウスピース矯正も一つの選択肢となりますが、複雑な症例や、定期的な通院では実際に歯科医師に診てほしいといった場合はインビザラインが適しているかもしれません。
インビザラインは費用面では比較的高額ですが、精密な治療計画が立てられ、対面ならではの安心感があります。
まずは歯科医師に相談し、自分の症例に合った治療法を見つけることが大切です。