見た目の改善だけじゃない!矯正治療で目指すゴールとは?
矯正治療を受ける時に、どのようなご希望をお持ちですか?
矯正治療を受ける動機は見た目を整えることと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、矯正治療の目的は見た目を整えるだけではありません。
機能面できちんと機能し、より良い口腔内へと導くことが矯正治療の目的でもあります。
今回は矯正治療のゴールについて解説します。
目次
■矯正治療のゴールとは
◎見た目が整うこと
矯正治療を行う際に「きれいな口元になります」というように、きれいな見た目は矯正治療の大きなゴールです。
歯並びがきれいになるだけでなく、お顔とのバランスが取れるようになり、顔貌全体の改善にもつながります。
また、見た目はその方の性格や、社会的な関わり方に大きな影響を及ぼすことがあります。
見た目が整うことで、人とのコミュニケーションなどが積極的に変化するというのも矯正治療の大きなゴールといえるでしょう。
◎噛み合わせが整うこと
歯列の横の並びを「歯並び」といい、動的な関係を含めた上下の歯の関係を「噛み合わせ」といいます。
矯正治療は、この上下の関係である噛み合わせを整えることも大きな目的としています。
噛み合わせが悪いと、上下の歯が動いた時に食物をうまく噛みきれなかったり、発音に問題が出たりします。
噛み合わせを良くすることでこれらの問題を取り除き、健全な口腔内に導くのは、見た目をきれいにするのと同時に、矯正治療の大切なゴールです。
噛み合わせが整うと、筋肉などのバランスが整い、顎関節症や歯牙の破折などのリスクを減らすことができます。
◎ご本人が心地よい状態であること
見た目が整う、噛み合わせが整うことが矯正治療の2つの大きなゴールとされています。
その上で、ご本人が心地よい状態かどうかというのもとても大切なことでしょう。
■生涯の健康がゴール?
◎お子さまの場合
矯正治療の目的は見た目だけではありませんが、お子さまにとっては特にそうです。
お子さまの場合、乳歯から永久歯の交換期に、歯がきれいに生えてくるような矯正治療も行います。
ここでもし、きれいに歯が並んでも、歯根に無理がかかるなどすると、通常より短い歯根になり、大人になってからケアの難しい歯となってしまうケースもあります。
成人の場合でもそうですが、お子さまの場合は特に、矯正をすることで歯の寿命が延びるなど、大人になってからを長く見据えた矯正治療がゴールになります。
◎成人の場合
成人の場合でも同じように、矯正をした結果歯の寿命が延び、ひいては健康寿命の増進に寄与できることが、矯正治療のゴールといえるでしょう。
現在、40~50代の矯正治療が広がっているのはそのような理由もあるといえそうです。
8020運動など、歯を多く残す取り組みは健康寿命にとってとても大切です。
◎矯正治療と健康
矯正治療の目的は見た目だけでなく、噛み合わせやバランスを整えることで、お口から生涯の健康を作ることといえるでしょう。
見た目の治療の印象の強い矯正治療ですが、噛み合わせを整え、健康に寄与するという側面がとても重要です。
【矯正治療のゴールは見た目の美しさだけではない】
矯正治療を受ける時に、見た目を治したいと希望されご来院される方はたくさんいます。
見た目の治療ももちろん大切な要素であり、見た目が改善することによって社会的なコンプレックスが解消されるなどのメリットもあります。
しかし、それと同時に大切なのは、噛み合わせを整え、より機能的な口腔内へと近づけることです。
これにより、歯の寿命が長く伸び、健康寿命の増進につながります。
当院では長くその方の健康を見据えた矯正治療についてご提案させていただいています。
矯正治療をお考えの方はぜひ1度当院にご相談ください。