矯正歯科を選ぶ時に、どの歯科医院を選ぼうか迷ったことはありませんか。

矯正歯科を選ぶ基準はたくさんありますが、中でもその医院が多数の症例を見ているということは重要なポイントになります。

多数の症例を見ている歯科医院にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

またインビザラインのプロバイダー制度についても合わせて解説します。

■症例数が一目で分かる基準

インビザラインとワイヤー矯正では、その手法が大きく違います。

そのためインビザラインでは、症例数による認定制度を設けています。

これらは日本矯正学会が定める認定制度とは全く別のものになります。

◎各プロバイダーの症例数

インビザラインでは、以下のような認定医の制度を設けています。

・ブロンズ・プロバイダー：年間症例数1～5の歯科医師に与えられる

・シルバー・プロバイダー：年間症例数10以上の歯科医師に与えられる

・ゴールド・プロバイダー：年間症例数20以上の歯科医師に与えられる

・プラチナ・プロバイダー：年間症例数50以上の歯科医師に与えられる

・プラチナエリート・プロバイダー：年間症例数100以上の歯科医師に与えられる

・ダイヤモンド・プロバイダー：年間症例数150～400の歯科医師に与えられる

・ブラックダイヤモンド・プロバイダー：年間症例数401以上の歯科医師に与えられる

■多数の症例を見ている歯科医院で治療を受けるメリット

◎難しい症例でも理想の歯並びに近づけることができる

多数の症例を見ている歯科医院で治療を受けると、難しい症例でも理想の歯並びに近づけやすいといえるでしょう。

矯正治療を行う際、患者様の口腔内は一人ひとり全く違います。

しかし比較的似たケースや、トラブルが起こることはありえます。

そのような時、多数の症例を見ている歯科医師だと、前回のケースを参考にしてより良い治療を続けることができます。

その結果、治療の成功率もぐっと上げることができます。

◎シミュレーションを上手く生かして治療の精度を上げられる

インビザラインではシミュレーターを使い、さまざまな条件を考慮しながら治療計画を立てます。

シミュレーターでは、治療にどの程度の時間がかかるか、マウスピースは何枚必要か、アタッチメントの位置をどうするかなどによって、治療がどのようなゴールになるのかを知ることができます。

歯科医師はこれをもとにして治療計画を立てます。

シミュレーターはとても優秀で、多くの情報をもたらしてくれますが、最終的な判断は歯科医師に委ねられます。

多くのデータを得た上で、最良の治療計画を考えるのは歯科医師の大きな役目といえるでしょう。

治療計画を立てる時に多数の症例を見ていると、よりその患者様にとって良い治療計画を立てることができます。

◎患者様の気持ちに寄り添える

多数の症例を見ている歯科医師は、患者様がこの段階でどのようなお悩みにぶつかるかというデータもたくさん持っています。

そのためお悩みがあった時も、その気持ちに寄り添って答えることができます。

不安に思ったことや分からないことは遠慮せずに早い段階で相談してみましょう。

多数の症例を見てきた歯科医師であれば丁寧で的確な返答ができるでしょう。

【症例数について情報を集めよう】

その歯科医院がどの程度の症例数を見ているのかについては、各のホームページなどで確認できます。

インビザラインは独自の認定制度を設けているため、歯科医師がどの段階のプロバイダーなのかについてきちんと情報を得ておくと良いでしょう。

ワイヤー矯正の症例数とはまた異なるため、注意が必要です。

当院ではインビザラインを採用し、ブラックダイヤモンドプロバイダー取得の歯科医師が治療にあたっています。

インビザライン矯正をご検討の方はお気軽にご相談ください。